あらすじ
自分の中では決まっていたとしても。もう一つの方をどうしても捨てたくない。
どちらもとても大切なんです。
樹齢300年のヒバの木の伐採計画が動き出す。
サヤカのもとでこのまま森林組合で働くことと東京の気象情報会社への興味。
どちらの道へ進むか迷う百音。
東京と登米を行き来する菅波に東京のことを聞く百音だったが、菅波からは厳しい言葉返ってくる。
自分の甘さを痛感した百音は気象予報士をあきらめると言い出して・・・。
50年先も余裕?
ヒバの木の伐採計画が本格的に始動する。
森林組合に掲げられた言葉。
“国づくりとは樹木で山々を埋めることである”
「染みるねぇ。」
あ。木村さんと心の声がかぶった( ´͈ ᵕ `͈ )
伊達政宗公がえらいお坊さんに、国を豊かにするには山に木を植えろと言われたんですと。
あのヒバの木も本当に殿様が植えた木かもしれない。
(ちなみに今の仙台が“杜の都”と呼ばれるのはこの植樹がきっかけなんですよねぇ)
ヒバの木伐採後に使われる予定の能舞台の修繕。これはかなり長期的な話のようで。
床の張替えに10年。柱なんて50年先かもという状態。
でも。あることに気付く翔洋さん。
「永浦さんなら50年先も。ほら余裕だ。」
確かにいま20歳の百音なら50年先でも70歳。寿命に個人差はあれど大丈夫。
ただし、ずっと森林組合にいるならば。
百音なら見届けてくれる。安心だ。
東京のウェザーエキスパーツに興味をひかれてるいまの百音にこの期待は重過ぎるね・・・。
心から笑えない百音と見つめるサヤカさん。百音が心惹かれるものに気付いてるね。
まず免許を取ろう。
診療所から登米夢想の中庭へ出て来た菅波先生。そこには百音の姿。
「どうして毎週戻るんですか。登米にずっといたっていいのに。先生は必ず東京に戻る。」
・・・最初ドキッとしたこの言葉。
「東京ってそんなにすごいところですか。」
・・・聞きたいのは”東京”について。
菅波先生もサヤカさん同様、百音が気象情報会社に興味を持っていると気付いている模様。
自分の中ではもう決まってるんでしょう。なぜ迷っているふりをするのか。百音に言います。
「僕にそんな遠まわしな質問をして。話を聞いてもらいたいだけならそう言えばいい。」
きっつーーーい( ;゚д゚)
・・・先生、そこまではっきり言わんでも。
ウェザーエキスパーツが気になる。でも今の仕事も楽しい。迷う百音の気持ちはよくわかるけどなぁ。
ここで百音から飛び出す衝撃的な言葉。
「わたし気象予報士をあきらめます。」
(・д・)ぇ?
菅波先生も見てるこっちもビックリだ。
さすがに先生が百音の発言に突っ込みます。
「いやいやわかってますか。今の文脈でいくと逆ですよ。」
なんで戻るんですか→東京はそんなにすごいところですか
「それってどちらも東京に行きたいと思ってるんですよね。甘えた言い方でどうかと思いますけど。」
冷静に自分の発言を振り返られいたたまれなくなった百音。
めちゃくちゃ甘えた発言だったからもう一度自分で考えますとその場を去ろうします。
違う違う。先生が待ったをかけます。
「考える以前に。迷う以前に。気象予報士、取らなきゃ駄目でしょう。」
そうだね(*´ω`)ウン
医師免許をもってないやつが東京行って医者やるか。地元で好きな仕事を続けるか迷ってる。
そんなこと言う人をあなたどう思いますか。
「まず免許を取ろう。」(百音)
「そのとおり。」(菅波先生)
気持ちが先走って大切なことが頭から抜けていた百音。必死で軌道修正する菅波先生。
いいコンビネーションだね。
そこへ降り出す雨。百音が濡れないように紙袋を持ってきて防ごうとする菅波先生。
(,,• •,,)♡
21話でカキ箱を持たなかった男が。自分の大事なもの(論文)が詰まった紙袋で百音を守る。
しかも、たぶん無意識に出た咄嗟の行動。
進歩したなぁ。しみじみ。
百音、覚悟のとき
椎の実で。百音へ専門講師の通信講座をすすめる菅波先生。
ここから先はもう自分では教えられない。
専門性の高い分野はその道のエキスパートに教えてもらうのが合格への最短ルート。
・・・先生、百音の合格のために調べてくれたんですね。
「少し話してみた方がいい。誰かに話すことで考えがまとまるというのはわりとよくあります。」(菅波先生)
・・・そのうえ百音へ聞くから話を促すって。優しいのう(߹𖥦߹)
百音はいま抱えている思いを先生に話します。
ここの木や山の仕事がほんとうに好きであること。
林業の大切さや社会への貢献度も含めて本当にいい仕事、誇れる仕事だと思っていること。
(このあたりから椎の実の外でサヤカさんが2人の話を聞いている)
ここの人たちも優しいし大好き。あとサヤカさんが。
「やっぱり。すごくカッコよくって。」
(外で聞いているサヤカさん、片手でガッツポーズ)
そういう尊敬できるサヤカさんのそばにいたい。いまなら一番近くで支えることもできるかもしれない。
「でも出会ってしまって。ものすごく心ひかれるものに。」
大事なものは目の前にある。それでいいじゃんと思う。でも。
出会う人がみんな引きずりこもうとする。自分もやってみたいと気持ちが引っ張られる。
うわぁぁぁ。・゚・(ノД`)・゚・。
「だったら覚悟を決めるべきです。」(菅波先生)
やって駄目なら百音の情熱もそこまで。とてもわかりやすい話だと。
東京は大して魅力的な土地ではない。でも本当にやりたい仕事がそこでしか出来ないなら行くべき場所。
登米を、サヤカさんのもとを離れることになるのは寂しいけど。
本当に百音のやりたい事が東京にあるなら旅立たなければいけない。
サヤカさんの覚悟と百音の成長
2015年(平成27年)12月。
百音にとっては登米での2度目の冬。ヒバの木の伐採が翌年の3月10日に決まる。
百音は通信講座のスクーリングで毎週土曜日に仙台へ。
伐採が決まったヒバの木のもとを訪れるサヤカさん。
ヒバの木に。というより自らにかもしれません。語りかけます。
「いいじゃないの。また1人でも。こういう人生よ。」
サヤカさーーーん。゚(゚´Д`゚)゚。━━!!
家族の縁にあまり恵まれなかったであろうサヤカさん。
百音が下宿して約2年。きっと楽しかったんだよね。
ひょっとしたら百音を後継者にと考えたこともあったのかもしれない。
でも。遅かれ早かれ百音は旅立つ。百音の思いを知ったサヤカさんも覚悟を決める。
椎の実での勉強会。通信講座やスクーリングを受けても勉強会は続けていた模様。
「SSIって何でしたっけ。」(菅波先生)
「ショワルター安定指数のことです。」(百音)
ホワイトボードを使って菅波先生へ説明する百音。
わぁ~~~ついに2人の立場が逆転してるꉂꉂ(ᵔᗜᵔ*)
「え。この状況は納得いかない。」(菅波先生)
まぁね。最初の頃のことを考えるとね。百音から逆に教えられるなんて納得いかないよね。
でも。若い子は物覚えも早いんだよ。弟子が師匠を越えて行くようなもので嬉しいことじゃないか。
こらこら。「読めばわかるんだ」って負けず嫌いを発揮してないで素直に喜びなさーい。
しかし。初期の頃のなんでなんで攻撃から1年数か月。
専門用語もスラスラ口にして菅波先生へ説明できるようにまでなった百音。
・・・感無量ですわ。
次の試験は本当に合格できるかもしれないね!
まとめ
百音の迷い。覚悟を決めるよう促す菅波先生とのやり取りにホロリ。
百音の思いを図らずも知ったサヤカさんは百音の旅立ちを覚悟してて。゚゚(´□`。)°゚。ワーン!!
泣いてたんだけど。最後、菅波先生が「納得いかない」とか言い出すから泣き笑いで終わった。
うん、まぁ笑いで終わらせてくれてありがとう。(先生本人はとても真剣です)
サヤカさん含め登米との別れが近づいているようで寂しいですが。
気象の知識を身につけた百音の頼もしい姿に成長したなぁとしみじみする第7週でした。
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