あらすじ
彩雲だよ。あれは見るといいことがあるんだ。
1995年9月。宮城県の気仙沼。嵐のなか誕生したヒロイン百音。
2014年5月。
18歳になった百音は高校卒業後、隣の市である登米市で森林組合の見習い職員として働き始める。
百音の登米行きには何か事情があるようで・・・。
台風とヒロイン誕生
台風12号の接近により海は大しけの気仙沼。破水し島では出産できない状態になった亜哉子さん(百音の母)。でも島と気仙沼本土を結ぶフェリーも当然欠航。
「子どもが死んでしまう!」
耕治さん(百音の父)は漁師である新次さんへ船を出してほしいと頼みます。この時化では無理だと周囲が言うなか新次さんが操縦する船は亜哉子さんを乗せ無事に気仙沼本土へと到着したのでした。
ちなみに2分半弱くらいのシーンで内野聖陽→浅野忠信→竹下景子→鈴木京香(敬称略)と次々に出てきた豪華なメンツに( ˶˙º˙˶ )おーとなりましたよね。
海から山へ舞台は移る
「そしてこの子があの嵐の海を渡って産まれてきた女の子です。」(語り)
洗濯機が回る様子を見ながら水の流れをぐるぐる手の動きで表現する女の子。ヒロイン登場です。
カワ(・∀・)イイナ!!
のっけからヒロイン百音のかわいさに声が出て自分でもびっくりしたんですけど。(ちなみに最終話まで見たのちリピートするとこの初登場時の百音のおぼこさに衝撃を受けます)
モネと呼ばれ「は~い」とお返事する百音。このあと雨が降るでしょうという天気予報に「さっき(洗濯物)干したばっかなのに~」と悔しがる百音。
大事なことだから2回言うよ。
カワ(・∀・)イイ!!
一気に時間が進み作中では2014年5月。ヒロインの名前は百音(ももね)。モネという愛称で呼ばれていることが語りで説明されます。
愛称もかわいいねー。モモネ→モネ。言いづらいからモネになったんだろうか(そんな言いづらい名前じゃないと個人的には思うけど)。それとも他に由来があるのか。
そしてもう一つ語られる重要事項。
「海の町で育った百音はいま山にいます。」(語り)
なんでよ???
百音の下宿先と就職先
大丈夫。ちゃんと語りが入りますね。親切設計だ。
百音は春に就職しておじいちゃんの古くからの知り合いである新田サヤカさんの家に下宿をしている。
そしてサヤカさんは伊達家家老の子孫で“姫”と呼ばれていると。
ほぅ。立派な家系だ。(どうりで素敵なお宅)
百音は下宿先から自転車通勤。就職した米麻(よねま)町森林組合へ到着です。
ここで荷物の持ち運びを手伝っていたところ落としたじゃがいもを拾ってくれた若い男性が登場。
「おはようございます。先生。」
「おはようございます。」
言動こそ丁寧なものの愛想が抜け落ちたかのような男性。さくっと去っていった男性に対する百音の何とも言えん表情がツボ。
しかし森林組合に“先生”とは?
百音が就職した米麻町森林組合は診療所とカフェを併設した「誰でもいつでも来ていいよ」と建てられたところなんだそう。なるほど。さっきの男性は診療所の先生=お医者さんか。
で。この森林組合を建てたのがサヤカさんだと。
「大山主であり森林組合のボス的存在です。」(語り)
なかなか設定がてんこ盛り。でも中の人が夏木マリさんなので説得力ありありです。
登米能VS石ノ森章太郎先生
森林組合で突如始まる俺の推し対決が面白すぎる。
「登米能は伊達の殿様が守った武家文化の象徴です。ここは県庁があった町ですから。」 ( ー`дー´)キリッ(翔洋さん)
え?そうなの??と驚いてたら「今は誰も知らねぇけどな」と川久保さんからすかさず入るツッコミ。
※短期間ですけど実際にかつて県庁があったそうです。知らなかった。
「それより石ノ森章太郎先生だべぇ」(川久保さん)
え?石ノ森章太郎って登米なの??石巻じゃなかった???
「石ノ森先生も立派だけど石巻に持ってかれってからねぇ」(佐々木課長)
※記念館のある石巻はゆかりの地なだけで実際の出身地は登米市なんですね。これも初めて知った。
ちなみにこの対決。最後百音へ「どっちが興味あんの」と話が振られるも。
「すみません。どっちもあまり良く知らないんです。」と苦い引き分けに終わります。
仕方ないよぉ~。私も世代じゃないからか漫画読んだことないもの。
亀島の家族たち
場所は変わって気仙沼の亀島。耕治さんとサヤカさんの電話。
それにしても耕治さんの声でけぇな(心の声)と思ってたら「声がでかいんだよ」とすかさずサヤカさんから入るツッコミ。
的確にツッコミを回収してくれるこのドラマ、好きです。
耕治さんとの電話が終わったサヤカさんは亜哉子さんへ電話。その場には龍己さんもいました。
百音の祖父である龍己さんはカキの養殖家。昔は遠洋漁業の漁師で語り=おばあちゃんの夫。
あぁ。そういえば冒頭に出ていたおばあちゃんが出てきてないや。
映し出される遺影。
「ちょっと前に病気で死にました。」(語り)
そうか。
「でも実はカキに生まれ変わっております。」(語り)
そうですか。
・・・って本人が軽やかに語るからスルーしかけたけど。ファンタジーな設定をぶち込んできましたね。
でもまぁ旦那さんが養殖してるカキに生まれ変わるってほのぼのするから良し(´▽`*)。
耕治さんは電話を切ったあとも「もっと話し合ってから行かすべきだった」と不満気。
百音の妹である未知は「就職して島出て行くなんて当たり前のことじゃん」とばっさり。
うん。就職進学で家を出るなんて当たり前だよねぇ。
就職の裏側
朝見た予報のとおり天気が崩れる。百音はサヤカさんに「木のことを教える」と言われ一緒に山へ。
雨が止んだ山で見上げた空には彩雲。見るといいことがあるという。
「いいこと」
彩雲を見つめる百音の笑顔で第1話は“つづく”なんですけど。
問題は合間に入ってきた回想シーンですよ。
永浦家一同の前で「とにかく私はこの島を離れたい。」
思いつめた百音の表情。
どうやら百音の登米行きは就職で家を出ましたという単純な話じゃないみたい。
まとめ
情報が盛り沢山な第1話。
百音の誕生に。18歳になった彼女を取り巻く家族、職場の人たち。就職へ出た登米のこと。
情報量が多くって「へぇ~」「ほぅ~」「はぁ~」と思ってるうちに15分が終わってた。
登米では明るく見える百音だけど実は島から逃げるように家を出たっぽい。何があったんでしょうねぇ・・・。
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