あらすじ
命を引き合いに出して。大事なものを捨てろなんて迫るのは。部外者の暴力でしょう。
ウェザーエキスパーツを訪れた耕治は朝岡と出会う。
あれこれ話すうちに朝岡はふと自分が思い悩んでいるある問題を耕治へ打ち明ける。
朝岡の話を聞いた耕治は、自らの経験も踏まえ思いを語り出す。
百音はそんな2人の様子を物陰からうかがっていて・・・。
耕治さんと朝岡さんの邂逅
ウェザーエキスパーツを訪れた耕治さんが見つけたのは・・・なんと朝岡さん!!
テレビで見た人だぁぁぁ+。:.゚(*゚O゚ *).゚.:。+゚と驚く耕治さんがかわいい。
おっと。朝岡さん、何やらマシンを1人で押し始めましたよ。重そうだ。
すかさず助太刀に入る耕治さん。
「毎日見てます。朝。」
朝岡さんに告る耕治さん。かわいい。さらに告る。
「父です。永浦百音の。」(耕治さん)
「はい???」(朝岡さん)
さすがの朝岡さんも理解が追いつかない🤣
傘イルカくんにコサメちゃんの・・・と耕言われてようやく吞み込めた朝岡さん。
どうも(❁ᴗ͈ˬᴗ͈)っ
どうもヾ(´ω`)ノ*
故障中のマシン越しにご挨拶する2人。
朝岡さんから「お父さん。大丈夫ですよ。」と言われたものの結局そのまま2人で故障中のマシンをW.E社内へ運び入れた耕治さん。
(・・・朝岡さんから”お父さん”って言われるのは別にいいんだ。まぁそりゃそうか。)
「これ。ちょっこっといじらせてもらってもいいですか。」(耕治さん)
おや。耕治さん、機械の修理に強いんでしょうか。
朝岡さんの悩み
故障したマシンを修理する耕治さん。その姿を見て船とかで修理系は得意なんですかと聞く朝岡さん。
「全然。わたし銀行員なんで。」(耕治さん)
漁師である龍己さんは何でも作って何でも直す。自分もガキの頃から付き合わされてきてからと耕治さん。
龍己さんも一緒に東京へ来てたけど水揚げが気になるからさっさと帰っちゃった。あれは海から離れられないんだと思う。
耕治さんの言葉に朝岡さんの顔色が変わる。
そこへやって来た百音。
えー(๑¯ㅁ¯๑)
なんで会社に父親がいるんだ。しかも朝岡さんと一緒に。信じられない光景にそりゃ百音の眉間に皺も寄るわ。
「離れられないものなんでしょうか。」(朝岡さん)
深刻そうな朝岡さんの話に咄嗟に隠れる百音。
「海というか。土地というか。」(朝岡さん)
おや。百音が隠れた場所には先客=安西社長が。社長の( ̄b ̄) シーッがお茶目。
さらにマシンの修理を進める耕治さん。
陰で見つめる百音の心境は”もう何してんの?””大丈夫かな??”というところでしょうか😌
先ほどの話の続きになる耕治さんと朝岡さんの会話。
朝岡さんは東京が長いけど子どもの頃はお父さんの仕事の都合で転々としてた。だからはっきりとした地元と呼べる場所がないと。
そんな朝岡さんがなぜ土地を離れない人のことを考えているのか。
「答えが出ない問題にはまっています。」(朝岡さん)
簡単に離れろなんて言えない
<8年前 緊急報道>
明岩市石音町での8年前の大雨。朝岡さんは放送で最大限の警戒を呼び掛けていた。
「深夜の移動はとても危険です。このままご自宅の2階など浸水の心配がない場所で過ごされた方がよいでしょう。」(朝岡さん)
しかし。土石流で集落は埋まり犠牲者も出てしまった・・・。水害から2週間後、現地へ足を運んだ朝岡さんは予測を遥かにこえた被害に絶句。
「あんたのせいじゃないよ。」(耕治さん)
ウン(*゚Д゚)(*。_。)ウン
朝岡さんも自分のせいだなんて青臭いことは思ってないよう。自分はあの時点での最善は尽くした。ただ。
「何度も。繰り返すんです。ようやく元に戻ってきたところで。また災害が起きる。」(朝岡さん)
そんな土地にとどまる必要はない。離れればいい。
「土地へのノスタルジーなんて。命には代えられないだろうと。」(朝岡さん)
秋刀魚を引き合いに説明した菅波先生と同じ考え方だよね。
でも。だからと言って大事なもの(土地や仕事やら)を捨てろなんて言えない。
それは”部外者の暴力だ”と。
Σ( °ω° )
耕治さんの思いに皆泣く
思いがあふれ出た朝岡さん。対して耕治さんの思いは。
自分も離れたらいいと思ってた。そう思ってても離れられない不思議。
耕治さんが父・龍己さんを見てて思うのは。単に海とか土地だけに根付いてるわけではないのかもしれない。
「人なのかなぁ。わかんない。」(朝岡さん)
そこに生きてきた人たちの何十年、何百年と海を育ててくれた人たちの愛情や思いに報いなきゃ。そういう厄介な親子の情みたいなものが染みついてるんじゃないかと。
「土地ではなく人ですね。」
納得する朝岡さん。
「しかしね。その呪縛もまた怖いもんです。」(耕治さん)
自分なんて漁師なんか割に合わねぇー。これからは経済だ!音楽だ!!と出て行ったにも関わらず結局戻ってる。中途半端に。
・・・確かに😌
「だからね。娘が。東京で自由に。楽しそうに仕事してるの。ほんと嬉しいんです。」(耕治さん)
娘たちは希望。いや、娘たちだけじゃなく子どもたち全員に言ってやりたい。
どうなるかわかんない世の中。どこに行ったって構わない。ただ。
「お前たちの未来は明るいんだって。決して悪くなる一方じゃないって。俺は信じて言い続けてやりたい。」
耕治さ~~~~~ん━━━━。°(゚´Д`゚)°。━━━━!!!!
百音も。朝岡さんも。私も涙ぐむなかマシンがどうやら直ったようで。
1、2、3・・・ボタンを押す耕治さん。すると。
おぉーーーーーー竜巻が発生。直ったでーーーーー(゚∀゚ノノ”☆パチパチパチと思いきや。
ガタン!!!
・・・電源落ちた🤣🤣🤣
「やっぱり。中途半端な銀行員なんで。駄目ですねぇ。わたし。」(耕治さん)
・・・明るく笑い飛ばす耕治さんに心があったかくなるわ。
「いえ。ありがとうございました。」
頭を下げる朝岡さん。答えが出ない問題にはまっていた朝岡さんだけど耕治さんと喋ってスッキリした表情。
耕治さんの”明るさ”は人を救う。ほんといいキャラだ。
まとめ
ウェザーエキスパーツで思いがけず出会った耕治さんと朝岡さん。
2人の語りで1話15分を使い切るというなんと贅沢な作り。
この回はヒロイン百音は登場こそすれどひと言も喋らない。(寝込んでるとかでもないのにセリフがないって相当レアでは)
答えが出ない問題に悩む朝岡さんと語り合う耕治さんの熱い思いに泣かされるけど、最後はマシンがなおってなくて泣きながら笑って終わった。
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