おかえりモネ第43話 ネタバレ感想

ドラマ感想

あらすじ

わたしが自分の夢を追って離れてしまっている間に。
また大切な人がなんかつらい目に遭ったらって。それで怖くなりました。

ついに伐採された樹齢300年のヒバの木。

まだ決まっていなかった木の保管場所も百音があることを思いつき解決する。

そんな百音にサヤカは自分のことなど気にせず百音の夢を進むよう告げる。

2人を見ていた菅波も百音を後押しするが、百音はサヤカに合格したことを言えなかった理由を語り出す・・・。

保管場所見つかる

迎えた樹齢300年のヒバの木の伐採のとき。

もう言葉はいりません。サヤカさんも百音も森林組合も。そして私含め見てる側も静かにその瞬間を見守るのみ。(実際にこのシーンはほぼセリフがない)

第2話という超序盤で登場したヒバの木。
焦らなくてもいい、ゆっくりでいいんだという百音とサヤカさんの回想シーン・・・何回見ても泣く。

そんな愛するヒバの木が切り倒されたあとのサヤカさんの表情は。どこかさっぱりとした満足気な顔。
でもやっぱり寂しさは拭いきれないわけで。複雑な表情に( ;; )

しかし。伐採は無事に終わったもののまだ問題は残ってますよ。そう。柱用の木の保管場所を探さないと。

すると百音がいまお願いしているところが1つあるという。

( *’ω’)おっ!?

広げられたのはハザードマップ。地図につけられた〇印は翔洋さんの家にもある木蔵(きっつ)の位置。その木蔵があるのは氾濫被害に遭いやすい場所。

そこで木蔵がある位置を見ていたら過去数百年、浸水被害にも土砂被害にも全く遭っていない場所があることに百音は気付いた。

「神社です。」(百音)

+。:.゚おぉ(*゚O゚ *)ぉぉ゚.:。+゚

確かに。古くからある神社やお寺は過去の災害を乗り越えて残ってるから強い!保管場所に最適!!

というわけで。椎の実へ来ていた神社の宮司さんに森林組合一同で圧を・・・じゃないや頼み込みます。

大切な木を50年も・・・とさすがに躊躇されたけど木の保管を最終的に宮司さん引き受けてくれた!

神社ってその土地に根付いてる存在だし。百音、いいところに目を付けたよね。

同情・・・?

難題が解決しホッと一息。翔洋さん達は椎の実の前の中庭スペースでコーヒータイム。
森林組合の事務所に残ってるのはサヤカさんと百音の2人のみ。

百音の仕事ぶりに感謝するサヤカさん。

「もう充分だよ。だから。もう気を遣わないで。」(サヤカさん)

(ここで帰る途中だったのか事務所の前を通りかかった菅波先生が2人の話を立ち聞きすることに。)

「なんで嘘なんかつくの。」(サヤカさん)

サヤカさんは百音が気象予報士試験に合格したことも。やりたい仕事があって朝岡さんのとこに行きたいと思っていることも。やはり全て知ってましたね。

なぜ嘘をついたのか。答えることができない百音。

「わたしに同情した?」(サヤカさん)

ずっと1人ぼっちで。お金持ちかと思えば今はそうでもない。そんな自分をほっとけないとでも思ったのか。

「馬鹿にしないでね」と百音の肩を軽く叩き去っていくサヤカさん。

・・・同情。まったくないとは思わないけど。
百音が言えなかった理由はたぶんそれだけじゃないだろうね。

言えなかった本当の理由

その日の夜。椎の実。ポツンと1人座っている百音。
そこへやって来た菅波先生が言います。

永浦さんが嘘をついた気持ちはわかる。たぶんサヤカさんもわかってる。

「でも。一緒に喜びたかったと思いますよ。」(菅波先生)

(´•ω•̥`)…ウッ

そうだよね。別れる寂しさはあれど菅波先生との時みたいにサヤカさんとも一緒に喜びたかったよね。

百音が一生懸命頑張って。自分でやれることができる資格を身につけた。

「そばで見ている人間も。それはすごく嬉しい。たとえそれで離れることになったとしても。
サヤカさんなら喜んで送り出してくれます。」(菅波先生)

º·(д)º·˚.ウワ

サヤカさんの気持ちを代弁してるけどさ。これ先生の気持ちでもあるでしょ!?
実感こもり過ぎだよ。

先生の言うことはわかっている百音。でも。

自分が夢を追って離れてしまっている間に。また大切な人がつらい目に遭ったとしたら。それが怖くなったと。

・・・あぁぁぁぁぁぁぁ。

”あのとき島にいなかった”ことによる心の傷が自分の夢に突き進むことを邪魔したのか。

「ちょうど明日ですね。震災。5年前。」

今まで誰にも打ち明けることがなかった震災の日のことを菅波先生に話す百音。

高校の合格発表で父と仙台にいてあの日島にいなかったこと。
それまでほとんど島を離れたことがなかったのにあの時だけ。
島も家族も友達もみんな大変だったのに。自分は不在だった事実。

「妹に言われたんです。”お姉ちゃん。津波見てないもんね。”って。」(百音)

どれもこれも仕方ないこと。頭ではわかってる。でもそれが心にずっと刺さってる百音。

・・・百音の力になってあげたい。でもそんなたやすく心の傷に触れていいのか。

菅波先生が百音に触れようと伸ばした左手を右手で咄嗟に押さえつけるのが印象的。

サヤカさんと話をしてみたらどうかと促す先生。

先生に背中を押されサヤカさんと話し合うため百音は能舞台を訪れる。

まとめ

登米編の序盤からずっと並行して描かれてきた樹齢300年のヒバの木が伐採。

このヒバの木って登米編の”象徴”みたいな存在だったから伐採シーンにしんみり😢。

そして百音から菅波先生へ語られるサヤカさんに嘘をついてしまった理由・・・。

5年前の震災の日のこと。島にいなかった自分の心に突き刺さって抜けないもの・・・。

😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭

百音が自分で震災の日のことを話したのは菅波先生が”初”だよね。
もちろん先生が信頼できる人だからってのが大前提にあるけど。

家族でもなく。幼馴染にでもなく。それこそサヤカさんですらない。
百音が打ち明けられたのは菅波先生が直接の被災者じゃないからだと思う。

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