あらすじ
何も出来なかったと思う人は。次はきっと何か出来るようになりたいと強く思うでしょう。
その思いが私たちを動かすエンジンです。
フィールドワークのため東京から登米へやって来たウェザーエキスパーツの面々を交えての歓迎会。
そこで百音はサヤカ、中村、朝岡の3人が出会ったきっかけを知る。
一方、亀島の永浦家では未知の高校卒業後の進路が問題になっていた。
数日後、暴風雨に見舞われる登米。百音とサヤカは安全のため同じ部屋に寝泊りすることになる。
そこで百音はサヤカの木に対する思いを知り・・・。
3人の気になる接点
みよ子さん、千代子さん、文子さんのご婦人方に椎の実へ連行される内田くんの姿で33話はスタート。
内田くん、野坂さん達の歓迎会ですね。
そこへやって来た中村先生と菅波先生。
朝岡さんが来てるから早めに来ちゃいましたという中村先生。
あら?中村先生と朝岡さんが知り合い??
医者と気象予報士・・・どういう接点なんでしょう。
菅波先生は百音と目が合って無言でお互い会釈。
・・・アイコンタクトかい( ≖ᴗ≖)
宴が終わり椎の実に残ったのは、サヤカさん、中村先生、朝岡さん、そして百音と菅波先生。
百音はサヤカさん、中村先生、朝岡さん、3人の関係についてたずねます。
「4年前だよ。モネの島も大変だったね。」(サヤカさん)
・・・あぁーーーーー。震災が出会いのきっかけなんですね。
中村先生は災害派遣のお医者さん。朝岡さんは観測機の設置で沿岸部をまわっていた。
「姫はね。この辺の建物を復興支援に入った人たちに開放してくれてたんです。」(中村先生)
登米を拠点に救援活動へ出向き、以来なんとなく交流が続いている中村先生と朝岡さん。
人の出会いって不思議なもんですよねぇ。しみじみ。
※ちなみにこの内陸部拠点に沿岸部で救援活動をしていたのが実際のエピソードだとあとで知りました
百音の転機とみーちゃんの進路
一方、亀島での永浦家。
みーちゃんの進路についてちょっとごたついている様子。
大学へは行かない。すぐに就職したい。水産試験場で働きたいみーちゃん。
(そうだ。みーちゃんは高校3年生だ。)
対してみーちゃんなら今から大学受験へ切り替えても問題ないしと耕治さん。
就職よりも進学推しですね。耕治さんなら本人のやりたい事優先させそうだけどなー。
ちょっと意外。その心は?
「みーちゃん、無理してないか?」
あぁ~~~なるほど。亜哉子さんも心配してましたよね。
みーちゃんは頑張りすぎ、無理してるんじゃないかって。
確かに。みーちゃんの水産業にかける情熱自体は本心だろうけど。
急ぎすぎというか成果を求めすぎてるようには見えるよね。
みーちゃんは「無理なんかしてない」と言いますが。さて。
翌朝。朝岡さんが一人先に東京へ帰るようです。(忙しいなこの人も)
駅まで送るとやってきた百音がリードタイムのことについて聞くと・・・
「よしきた。やっぱり食いつきましたね。」(朝岡さん)
朝岡さん。何ですか。その待ってましたみたいな反応はꉂꉂ(˃▿˂๑)
前に10分後の天気がわかると言ったときの百音の食いつき方が凄かったから予期していたみたい。
気象におけるリードタイムについて改めて百音へ説明します。
いま自分たちの頭の上で起きている気象現象は、数日前に南の海や北の大陸で起きたことに必ず起因する。
だからそれを分析すれば未来に何が起こるかわかる。
つまりこの危険を予測し回避する時間が得られること。それが気象のリードタイム。
「私たちが全力を尽くして提供するのは、大切なものを守る時間です。」(朝岡さん)
誰かの役に立ちたい。誰かが悲しい思いをしないように守れる力を自分が身につけたい。
そう思って気象予報士試験への挑戦を決めた百音にはかなり響いたんじゃないかなぁ。
木への思い
数日後。台風崩れの低気圧の影響で登米は暴風雨。
サヤカさんの部屋が山側ということで安全のため百音の部屋で2人は寝泊りすることに。
「なんかウキウキするね。修学旅行みたい。」
パジャマ姿で百音の部屋へ現れたサヤカさん。
パジャマの柄がテディベア!
いや~ん、(*∩ω∩)可愛い❤️
そんなほのぼのした中の雰囲気とは対照的に外は大荒れ。
ラジオからは宮城県に大雨特別警報が発令のニュース。
「私ね。超大型台風が来た日に生まれたのよ。」(サヤカさん)
おっ!百音と同じ状況じゃないですか!!
「9月?何日?」(サヤカさん)
「17日。」(百音)
「同じじゃないの。」(サヤカさん)
百音とサヤカさん、誕生日同じだった━(゚∀゚)━!
単なる偶然といえばそうなんだけどちょっと親近感湧くよね。
「ほーら。あんたやっぱりここの山に引っ張られてきてんのよ。」(サヤカさん)
「え?わたし山の神様のお怒りなんか鎮められないですよ。」(百音)
百音、素直( *´艸`)
サヤカさんもそんなの出来ないって言ってるから大丈夫だよ。(何が?)
そんなときに停電。
サヤカさんは自分が生まれたときの状況を百音へ話します。
水害で壊滅状態になった集落。
サヤカさんはその混乱のなかで生まれてきてここの山主に引き取られたと。(つまり新田家と血の繋がりはないんですね)
新田は代々、伊達の殿様の言うことを守って山にコツコツと木を植えてきた家。
木は。家になる。暖を取る燃料になる。船にもなる。
何もかも失ってしまったとしても。そこに木があれば。人は必ず木を使ってまた生きようとする。
話を聞いていた百音があの300年のヒバの木について気付く。
“あの木は人々の暮らしを守る最後の砦”
サヤカさんはそう教えられて育ちこの土地を守る役目と思って生きてきたのだ。
(´•ω•̥`)…グスン
やはり。最初、ヒバの木の伐採に反対していたのには理由がありましたか。
先祖代々の言い伝えで守ってきた木を寿命が理由とはいえ自分の代で切る。
重いなぁ。(気仙沼で三生が家業を継ぐかその歴史を終わらせるかで悩んでる問題にもちょっと通じる)
気象への思い
停電が復旧しました。
被害の具合を心配して電話をかけるサヤカさんを見つめる百音に数日前の朝岡さんの言葉がよみがえる。
「何も出来なかったと思っているのは。あなただけではありません。」
自分たちも。サヤカさんも。もしかしたら誰もが。
多少なりとも自分は何も出来なかったという思いを抱えている。
でも。何も出来なかったと思う人は。次は何か出来るようになりたいときっと思う。
その思いが自分たちを動かす力になるのだと。
・・・。゚(/□\*)゚。わ~ん
サヤカさんに続き朝岡さんまでグサグサさしてくるよーーー。
翌朝。朝岡さんの天気予報に見入る百音。これはかなり気象の仕事に心が惹かれてるんじゃないかな。
そんな百音を見つめるサヤカさん。百音の変化に気付いてるかな?
まとめ
登米ではサヤカさんの木への思い。朝岡さんの気象への思い。
気仙沼ではみーちゃんの進路に対する思い。
いろんな人の思いが垣間見えた第33話。
百音は気象への思いがどんどん膨らんでいる一方でサヤカさん含め木への思いも心に引っかかってる。
百音はこれからどういう方向へ進んでいくのか。登米2年目の秋はなんとなく激動の予感。
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