公共交通機関で行く「おかえりモネ」宮城ロケ地巡り【登米の歩きかた】

ガイド

朝ドラ「おかえりモネ」の舞台は宮城県の登米市と気仙沼市(そして東京)。
登米は主人公・百音が高校卒業後に就職した場所で2年間を過ごします。

登米市。ドラマ見るまでは失礼ながら地名も含めてNice to meet you!!

車なしでどれくらい回れるのか
移動する際の交通手段がどうなるのか
ロケ地巡りの所要時間は

登米市のホームページで観光情報は収集しましたがそこに+自分が行ってきた経験も踏まえて【登米の歩きかた】としてこのページにまとめました。

前提としてまず頭に入れておきたいのが登米のロケ地スポットは広範囲にわたるという事。

そしてエリア内の移動には綿密なスケジュールを立てて挑まなければならないという点です。

登米のロケ地スポット

そもそも車を使わずにどこまでロケ地巡りができるだろうか?
表にまとめてみました。難易度は公共交通機関のみで訪れる際のアクセスのしやすさ。

「〇」=最寄り駅もしくはバス停から近い
「△」=最寄り駅もしくはバス停が遠い。そこから頑張れば歩きで行ける場所。
「×」=基本車でしか行けない

エリアロケ地難易度最寄駅/バス停
登米町(明治村エリア)➀寺池園高速バス「とよま明治村」
市民バス「登米三日町」(津山線・登米線)
②伝統芸能伝承館 森舞台
③武家屋敷通り
④北上川
⑤教育資料館
中田町石ノ森章太郎ふるさと記念館市民バス「章太郎記念館前」(石越線・東西循環線)
迫町伊豆沼JR東北本線「新田駅」
長沼フートピア公園
⑥登米市長沼ボート場クラブハウス
⑦オランダ風車
⑧「おかえりモネ」展(ふるさと館)
×
豊里町北上川河川歴史公園
⑨鴇波水門
市民バス「柳津元町」(津山線)
JR気仙沼線BRT「柳津駅」
柳津町⑩JR柳津駅JR気仙沼線BRT「柳津駅」
登米町登米森林公園×
東和町三滝堂ふれあい公園×
蚕飼山×

数字入りの①~⑩までは自分が今回実際に行けたロケ地(関連)スポットです。
ぱっと見「車なしでも結構行けそう」な気がしないでもない。

登米エリア内の移動手段

車なしで登米エリアを移動する方法は、基本「JR」もしくは「市民バス」になります。
でも。

・JRはほぼ使えない
あくまでロケ地巡りで登米市内を移動する手段としての話にはなりますが。なぜなら登米のロケ地スポットのほとんどがJR駅と接していないから。

例外は「柳津駅」と伊豆沼の最寄りとなる「新田駅」のみ。ちなみに両駅の移動には最低1~2回の乗り継ぎが発生し約1時間30分ほどかかります。

・市民バス
登米のロケ地巡りにおいては市民バスがメインの移動手段になるかと思います。運賃も1回につき100円とありがたい値段設定です。

しかし。いかんせん本数が少ない。大体の路線が平日で1日3~4便(多くても5~6便)。しかも土日祝は便数が半減します。

登米内の移動が難しいのは市民バスの本数の少なさ、それと観光的に見れば路線の繋がりの悪さですね(そもそも市民バスのメインが通学や市民向けのアクセス手段なんだからそれは仕方ない)。

それでは次に登米のロケ地スポットへ自分が取ったアクセス方法を紹介します。

明治村エリア(登米町)へのアクセス

イワペン
イワペン

<自分の場合> 仙台駅から高速バスで「とよま明治村」バス停下車(約1時間30分)

間違いなく高速バスが一番便利です。朝、夕中心で昼間は間隔あくけど本数もそこそこ出てます。

逆に他の登米エリアからの移動が難しいんです。

市民バスの津山線でJR柳津駅と繋がってるとはいえ、例えば気仙沼からBRTで到着して移動しようと思うとバスの時間が朝7時台、9時台、その次は14時台まで飛ぶという観光には厳しい時間設定なんですよねぇ(おまけに土日祝だと朝7時と9時で終了)。

BRT自体は1時間に1本くらいあるんだけどそこからの足が少なすぎる。ここがうまく繋がればBRTに乗って気仙沼→登米、そこから明治村エリアってスムーズなんだけどねぇ。

 

ちなみに。
第21話の二人の移動を忠実に再現すると1時間以上歩きます。
元気だね、あの二人(違)。

長沼フートピア公園へのアクセス

イワペン
イワペン

<自分の場合> ホテルから歩いた(片道1時間)

表でまとめたとおり駅もないですしバスも歩ける距離通ってません。正直、ここに関しては基本「タクシー移動」になります。

普段から歩き慣れてる方、歩くのが苦じゃない方については、自分のように徒歩移動という選択肢もありかもしれません。

※自分は趣味がお城巡りな関係で平地や山道を1時間くらい歩くのは珍しくないんですが、さすがに万人向けじゃないですからね。

柳津駅周辺へのアクセス

イワペン
イワペン

<自分の場合> 市民バス津山線で「登米市役所」から「柳津元町」

自分の場合は午前中に長沼フートピア公園に行き、その後登米市役所へ戻り、市民バスで「柳津元町」まで移動。

下車後、歩きで北上川河川歴史公園へ向かい見学。帰りは柳津駅へ向かいBRTに乗り気仙沼へという経路でした。

JR柳津駅に関しては、気仙沼からBRT利用で、もしくは仙台駅から在来線利用でたどり着くこともできます。
柳津駅だけなら難しくありません。そこからの足は悩みの種なんですが。

登米観光の所要時間

ロケ地巡りを計画するにあたっては、各ロケ地スポットの見学にどれくらい時間がかかるのかも気になると思います。

ということで自分が行った際の見学(滞在)時間をまとめてみました。

明治村エリア(登米町)

➀寺池園 - 15分
見学できるのは建物外観とお庭部分なのでそんなに時間は取らないかと。公開は土日祝限定です。

②伝統芸能伝承館 森舞台 - 20分
ここも広い場所ではないので多めに見ても30分はかからないでしょう。

③武家屋敷通り - 7~8分
散策しながらの通り抜けにかかる時間。

④北上川 - 10分(初回)、15分(2回目)
足早に通り抜けるだけであれば5分で終わるけど。思い入れが強いと時間はかかりますね(おまけに2回行ってる)。

⑤教育資料館 - 40分
ここはじっくり中の資料も見ると時間がかかります。建物もいいので是非時間を取って欲しい。

合計するとこの5か所で滞在時間は「1時間33分」、ここにプラス移動時間も加えると「2時間40分」という結果でした。

今回は高速バスの遅延で登米到着が遅れたため、食事を取る時間がなく食事時間は含まれていません。

途中、食事や休憩の時間も計算に入れてとなるとやはり半日程度は見ておいた方がいいですね。

・共通入場券について

森舞台(単独200円)、教育資料館(単独400円)を含んだ明治村の6施設の共通入場券が観光物産センターで販売されています。

料金単価がバラバラなので組み合わせにもよるけど、3~4施設行けば共通券の方がお得になります。

滞在時間とかも考慮しつつ多くの施設を回れるようであれば共通券、時間的に2つ3つしか行けないなら単独券でと決めた方がいいかと思います(自分は時間がなかったので単独券入場)。

長沼フートピア公園

長沼フートピア公園 - 2時間(⑥⑦⑧で)
⑥登米市長沼ボート場クラブハウス
⑦オランダ風車
⑧「おかえりモネ」展(ふるさと館)

良いお天気だったので公園内を少し散策したり、モネ展をじっくり見たり(結局2回入った)、ゆっくりゆったり回っての2時間。

さくっと見るだけなら30分くらいでもいけると思います。でも景色がいいとこなのでもったいないかな。

往復の徒歩時間もちょうど2時間なので車なしではここも最低半日は必要となります。

柳津駅周辺

⑨北上川河川歴史公園 鴇波水門 - 30分
展示の土木遺構の見学、水門のとこでしばしボーッとしててこの所要時間。

⑩JR柳津駅 - 5分弱くらい
JRとBRTの乗り場は少し離れてます。無人駅なので入場券も不要で見学可。

柳津駅起点で往復するとなると、柳津駅⇔河川歴史公園は移動時間(徒歩)含めて所要時間2時間見ておけば大丈夫でしょう。

おわりに

紹介したとおり登米はロケ地が広い範囲にわたっている事かつ車なしだとアクセス的にも時間的にもかなり制限を受けます。

そりゃあ車移動できるのがベストですが、一部徒歩やタクシー移動も取り入れればメインどころは十分見て回れると思います。

あと車なしだと登米~気仙沼の移動に否が応でもBRTが選択肢に入ってくるからね(東北本線+大船渡線の組み合わせもあるけど)。

車移動だとどう組み込むか迷うBRTを交通手段として使わざるを得ないので、迷わずに済むというのはある意味メリットです。

以上、自己流【登米の歩きかた】でした。
車なしで行くにはハードルが高い登米。ロケ地巡りのヒントや参考になれば嬉しいです。

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