あらすじ
また言うの?何も出来なかったって。
家族と電話がつながらず焦る百音。それを見た菅波は「自分で見て確かめて。出来ることをすればいい。」と百音に気仙沼へ向かうよう後押しする。
決意した百音は、朝岡に事情を説明し島を目指す。
実家へたどり着いた百音が見た光景は、想像とは違っていたものでー。
百音の背中を押すのは
すーちゃんから永浦家の突風被害を聞いて一瞬なにも考えられなくなった百音。
早く家に電話した方がいい。
菅波先生の言葉を受けて百音は電話するけど・・・誰も出ない。
耕治さんも。亜哉子さんも。みーちゃんすらも。
ピコーン(LIMEの音)
「大丈夫だから、心配しなくていいよ!」
みーちゃんからLIMEはきたけど・・・折℡が出来ないということは。たぶん大丈夫じゃないねぇ😖。
誰も電話に出ないのはおかしい。誰か聞ける人は。悠人くん?すーちゃんのママ?
前回の菅波先生同様、考えてることがすべて口に出てる状態の百音。(似た者カップルだ)
会社へ行けば問い合わせられる! ちょっと会社へ・・・!!と立ち上がった百音の肩を先生がつかむ。
「落ち着いて。どうして自分で行かないの?」(菅波先生)
(*゚ロ゚)ォォォオオ
「心配なら行って。自分で見て確かめて。あなたにも出来ることをすればいい。」
朝岡さんと高村さんに事情を説明するのに30分かかったとして。一ノ関まで行く新幹線の最終20時台には乗れる。出費はかかるけどそこからタクシーなら今日中には島へ着ける。
職場への事情説明。新幹線の最終ダイヤ。仕事のことも考慮に入れてパパっと島までの時間を出せる頭脳。
さすがです、菅波先生。(新幹線の終電を記憶してるあたり伊達に遠距離恋愛してないねとニヤニヤ)
「あの時いなかったって思いに押しつぶされてきたのは誰ですか。」(菅波先生)
何も出来なかったとまた言うの? いまの百音は嘆くことしかできなかったあの頃のように無力じゃないでしょ。言葉だけだとちょっと冷たくも聞こえるけど先生の真摯な言葉に😭。
「そうですよね。どうにかして行けばいい。いまは橋があるんだから。」(百音)
うん。
「一緒に行こうか。」(菅波先生)
「1人で行きたい。」(百音)
Σ( °-° )ウッ…
いや、まぁ。お家が忙しいときに彼氏連れてくわけにもいかんけど(ついて行くのは途中まででも)。ここでキリっとしてるあたり百音っぽいよなぁ。
百音が去って行ったあとの先生の顔・・・ちょっと寂しそう。まぁ後押ししたの先生なんだけどさ。
”1人”で立ち向かう”2人”
現場が汐見湯だったので2人の話を聞いていた菜津さん。
「いい関係よね。モネちゃんと先生。」(菜津さん)
先生は踏み込み過ぎたかも・・・と思ってるようだけど。
「先生だから言えるんだし。だからモネちゃんも動くんじゃない。とってもいい関係よ。」
うん、私もそう思う。先生がいなかったら百音はあれこれ考えて東京でぐるぐるしたままだったろう。
そこへ来客。修理の方って・・・先生の後ろを通ってたけど元・患者の宮田さんじゃーーーん。
∑(゚Д゚)ファッ━━━━━━!!?
ここで宮田さんが登場するのか。まぁ中の人的に回想シーンの登場だけで終わりそうにない予感はしてたけど。
その宮田さんはボイラーを修理するために汐見湯へ来ていた。
先生も宮田さんに気付いて声を掛けた!
宮田さんにわだかまりはなさそうだけど。この2人の再会はどうなるのかしら。ドキドキ。
一方の百音は朝岡さんに事情を説明。明日9月17日は平日だから仕事休ませてくださいってやつだね。
「でもこれで。永浦さんは引き返せなくなるかもしれません。」(朝岡さん)
あら。ちょっと怖い言葉。
百音が目指す地域密着型の仕事。朝岡さんは応援すると言ったけどその厳しさも説く。
いい時はいいけど判断を誤れば自分のせいで身近な人が傷つくことを目の当たりにする。目の前の人を相手に仕事するのはとてもきついことでもある。
「確かめてきます。わたしにそれが出来るのかどうか。」(百音)
百音の島行きはどうやら今後の大きな分岐点になる模様。
さて。同じ頃の菅波先生。宮田さんとは6年ぶり。特に再発もなく5年経ちましたとにこやかな宮田さん。
「先生のおかげです。」(宮田さん)
・・・宮田さん、超笑顔だけどその言葉は先生のトラウマなんで💦
「先生は。わたしがホルンをやめたことに責任を感じているんですか?」
・・・にこやかだけどグサグサさすさす(;´∀`)
そうなんですよ、宮田さん。先生はめっちゃ後悔してその後、患者さんに深く立ち入らないようになったんですよ。(懐かしき登米時代)
自分の今の仕事が好き。あぁぁそれは何より・・・。
「でも、先生のことずっと恨んでましたよ。」(宮田さん)
Σ( ˙꒳˙ ;)ビク
そりゃ宮田さんの立場だとそうなるよね。怒りのぶつけ先がないし。先生の責任じゃないこともわかったうえで。訴訟も考えてたことを明かす。
「ただ。命は助けてもらいましたからね。」
いま生きていること。それが大事。
そう言い切った宮田さんは、振り切って新しい道を進んでいるよう。
大きな大きな一歩
タクシーで橋を渡り永浦家へ帰ってきた百音。
一般的にこういう時はやっぱり皆落ち込んでるのかなぁと思いきやまったくの逆。
「みんな片付けに追われているのに。なんだかとっても賑やかだったのです。」(語り)
龍己さんのカキ棚の被害は大きかったけど。島の皆が集まって回収したカキを傷む前に出荷したりむき身にしたり。これ何とかしなきゃと大忙しでその賑やかさはまるでお祭りのよう。
出荷できないむき身はもう食べちゃおうぜ!バーベキューだ!!と耕治さん。
家族、幼馴染、島の人たちの盛り上がりを見て咄嗟に隠れてしまった百音。
自分の家のことなのに迂闊に入ることができない場違い感よ(´。•_•。)サミシイ…。
挫けそうになる百音だけど。菅波先生の言葉が頭を過る。
”また言うの?何も出来なかったって。”
”あの時いなかったって思いに押しつぶされてきたのは誰ですか。”
そして、あの震災のときの記憶。
「何のためにここまで来たの。」(百音)
自分を奮い立たせて百音は足を踏み出す。
「橋を。渡って来た。」
万感の思いがこもったこの言葉。さて、島へ戻った百音はどうするんだろうか。
まとめ
百音と菅波先生。”2人”がそれぞれの場所で。”1人”で過去と向き合う姿がとても印象的だった92話。
百音が1人で島に戻る→入れ違いで宮田さん登場の流れはやや作為的に感じるけど。
自分の傷は自分自身が立ち向かい乗り越えなければ解決しないというメッセージなのかなぁと捉えました。
「橋を。渡って来た。」
あの日の後悔、先生の言葉、百音が自分を奮い立たせて踏み出した大きな一歩に大号泣したわけですが。
おそらくここが分水嶺。今回のことがきっかけできっと百音は島に帰るんだろう。1人で行かせた菅波先生もそんな予感の顔してたし。東京編もそろそろ終わりですか・・・(ノд・。) グスン
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